皆さんこんにちは。今回はとても話題になった仮想通貨について説明していきたいと思います。実際に僕が仮想通貨に投資をしてみて、体験を交えながら仮想通貨への期待値や動向を考察していこうと思います。
今回の記事は、仮想通貨について詳しく知りたい方や仮想通貨への投資を検討している方には是非読んでいただけたら嬉しいです。
・仮想通貨ってなに?
仮想通貨(暗号資産)は電子データのみでやりとりされる通貨のことで、僕らにとって馴染みのある法定通貨(紙幣や硬貨)のように国家による強制通用力(金銭債務の弁済手段として用いられる法的効力)を持たず、主にインターネット上での取引などに用いられているもの。
特徴としては法定通貨と違って、仮想通貨には価値を保証する中央集権的な発行主体や管理者(銀行など)が基本的には存在しないということ。
P2P(個人間)でトランザクションを参加者全員で監視するブロックチェーンという仕組みによって、中央銀行の持つ信用が価値を保証する法定通貨とは異なる方法で価値を担保している点に特徴があって、中央銀行が発行する法定通貨の場合は自国の経済状況に応じて、発行枚数を変更することができますが仮想通貨には中央管理者が存在しないため発行枚数を変更することは基本的には不可能です。
そのため、多くの仮想通貨では発行上限枚数を定めており、貨幣の価値が維持されるように設計されています。
小難しい話になってしまいましたが、簡単にまとめると仮想通貨は法定通貨とは全くの別物であり、金などと同様に価値が保たれやすいということです。
・仮想通貨への投資はおすすめ?
僕は仮想通貨への投資をしていましたが、現在はしていません。なぜかというと、僕の場合はあくまで投資の主軸は株式、仮想通貨よりも歴史がとても長く情報が沢山あるからです。仮想通貨はハイリスク・ハイリターンなものであり、流行り廃りも激しいのではないかと個人的には思っていたので、株式投資に回すお金以外での余剰金を当てた程度です。
正直なところ、仮想通貨をやるくらいなら株式投資をした方が勉強になると思います。そもそも仮想通貨自体が得体の知れないものと思われている方からすると、何を根拠に値上がりや値下りが起こっているのかも理解できないです。
資産形成をするうえで、ギャンブル要素が強く、仮想通貨はおすすめできません。
・僕の選んだ銘柄はビットコイン
仮想通貨の種類は現在3000以上あるのですが、日本国内で取り扱いが許されているものはわずか17種類ほどになります。特にその中でも取引が盛んであり、僕が選んだ銘柄はビットコイン。なぜ17種類の中からビットコインを選んだのか説明したいと思います。
- 最高値を更新し続けていた
- 注目されていた専門家予想
仮想バブルと呼ばれた2017年12月のビットコインの価格(1BTC )は約220万。そこからバブルが弾けた2019年には1BTC=約38万という価格にまで下がったことで仮想通貨に対するイメージは、仮想通貨を理解されていない方にとって怪しいものになっていたはずです。しかし2020年3月には1BTC=約600万に達するようになりました。ここで、多くの方は「また暴落するんじゃないの」と疑っていたと思いますが、2020年のビットコインの価格上昇の背景は2017年のバブルとは異なっていたという事を説明していきたいと思います。
そもそも2017年まではビットコインの価格は個人投資家による人気から上昇していました。
同年の12月に各取引所がビットコインの先物取引を始めた事で価格上昇に拍車をかけますが、後に機関投資家による空売りができるようになったのをきっかけに暴落の一途をたどりました。
しかし、2019年に世界最大の証券取引所であるニューヨーク証券取引所と世界最大の商品取引所を傘下とするプラットフォーム企業であるインターコンチネンタル取引所が子会社を通してビットコインのオプション取引を開始する事を発表したことにより、各国の機関投資家や企業がビットコインを購入するようになり、2020年12月にビットコインは最高値を更新。
2021年に入っても勢いは止まらず最高値を更新し続け、同時期にアメリカ最古の銀行であるバンク・オブ・ニューヨーク・メロンが2021年後半にビットコインを含む仮想通過の保管サービスを開始すると発表したことで、機関投資家による更なるビットコインの購入が進む可能性が出ました。この時点で既にビットコインの需要が世界で高まっていたのは分かります。
ただ、これだけでは終わらず、カナダではビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(ETF)が世界初で承認され、ビットコインが金融商品として金融市場で取引されるようになったことで機関投資家や個人投資家による流入が今後もさらに増えていくと考えられるようになったこと、また2020年コロナウイルスに対する経済対策として大規模な量的金融緩和政策により通貨供給量(マネーサプライ)が前年比125%を超えたことにより、ドルに対する信用がビットコインへの関心を高めた要因だったと考えられます。
以上の点を踏まえると高騰による価格調整が一時的に入ったとしても、ビットコインの価格が値上がりする可能性は十分にあったと当時は考えることができました。
また、当時のアメリカの銀行幹部や専門家たちによるビットコインの予想価格はとても注目されており、世界的な経済・金融サービス会社の大手ブルームバーグは2025年に1BTC=100,000ドル(約1100万円)を予想し、次にアメリカのリサーチ会社アークインパクトはS&P500の全企業がビットコインを1%保有しただけで価格は今の4万ドル以上は上昇するとレポートしていました。
これを踏まえて、僕は1BTC=10万ドルは射程圏内かつ通過点ではないかと考え、2021年に仮想通貨への投資を始めたわけです。あわよくば、2020年より機関投資家が参入し、海外の上場企業がビットコインを購入し始めていることから、5年後には15〜20万ドルも視野に入ってくるかもしれない、「1BTC持っていれば老後2000万問題も解決しちゃうかも」と甘い考えをもっていました(笑)
過去5年間のビットコインのドルでの価格推移を見ると、現在の下落相場は厳しいなと感じています。。
・今後の展望
ここまで仮想通貨の説明を含めて僕がビットコインへの投資をした理由を述べてきましたが、実際に仮想通貨に投資する事のメリット・デメリットを含めて今後の展望を説明しようと思います。
僕は、仮想通貨についての知識が株式投資などに比べて全くと言っていいほど無かったのですが、当時、仮想通貨へ投資するに当たって、知識を増やすべく書籍やブログなどに目を通しました。それを踏まえて、当時の僕の意見としては仮想通貨の未来は以前に比べて明るいと考えて投資したのは事実です。
ゆくゆくは金などと同様に価値も落ち着くのではないかと長期でホールドすべきか、またしても一時の流行として廃れるかは誰にも分かりません。
仮想通貨は、少額からの購入・24時間の取引が可能であるために初心者でも手を出しやすい投資対象だと思いますが、注意が必要な点があることも事実で、株式投資などに比べて歴史が浅く法律などが整っていないこと、サイバー犯罪による被害を被る場合もあるなど様々な問題を抱えています。もちろん時間が経つことで仮想通貨を取り扱う環境も整ってくると思いますが、
現在の仮想通貨の価格の変動はレバレッジをかける必要のないくらい大きなものになっていますので投資初心者からするとストレスのある資産運用になると思われます。
手元に現金が残っており、リスクをとってでも資産を増やしたいという方には仮想通貨への投資をオススメします。
僕の場合は、仮想通貨の価格は変動が大きく売買のタイミングが分からないため、ドルコスト平均法を用いた積立投資を仮想通貨にも行っていました。(※仮想通貨の価格は調整と上昇を繰り返しながら上がり続けると思いながらも、価格調整の不安要素が小さくはなかったために少額での積立投資を選択しました。)
まとめ
正直なところ、仮想通貨も株式投資と同じく今後どのようになるかは分かりません。
ただし、今回の記事を通して僕が皆さんに伝えたいのは
仮想通貨は株式などに比べると不透明な部分が多く、投資初心者にとっては取り扱いが難しいということ。また投資で肝心なのは、投資する対象の期待値とリスクを天秤にかけて、投資先・投資方法があなたの生活や目標にフィットしているかという事です。
だからこそ、僕は投資初心者の方や堅く資産形成をしようとしている方には仮想通貨はオススメしません。
しかし、今回の記事はあくまでも僕の個人的な意見ですから、それを踏まえた上で皆さんに仮想通貨というものに対する投資を考えていただけたらと思います。
今回の記事が皆さんの投資活動に少しでも役に立てば嬉しいです。
何か質問などがあれば気軽にインスタグラムやこちらへメッセージをください♪
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